日本の夏祭りの風物詩、金魚すくい。皆さんも一度くらいはやったことがあるのではないでしょうか。実は熱帯魚屋さんに初めて訪れる人たちの来店理由は「金魚すくいで金魚を連れて帰ったんだけど何を準備したらよいかわからない」というのがダントツに一番多いのです。

>「金魚すくい」の金魚を上手に「救う」!
残念ながら金魚すくいで「掬われた」金魚はそのほとんどが「救われない」まま亡くなってしまうのが現実なようです。全うに飼育したら十年以上生きることも決して珍しくはないのに・・・
では何がいけないのか?何かが足りないのか?―――そのキーワードは「ストレス」にあります。
>ストレスを取り除いてあげよう!
金魚に限らず魚は「ストレス」を感じることで病気にかかりやすくなってしまいます。そのストレス要因は多様ですが、過密飼育、水質の悪化、エサの食べすぎなどが主なものに挙げられます。
金魚すくいでは「たくさん金魚がぎゅうぎゅうに詰まった入れ物」から「追い掛け回して掬い」、「小さなビニール袋に入れて」家に連れて帰って「水道水にそのまま移して」「すぐにエサをあげる」ということがおこなわれます(「」内は金魚にとってストレスになりうる行為です)。これではどんな金魚も少なからず弱ってしまいます。このストレスを出来る限り取り除いてあげることがその後の健康な飼育につながるといっても過言ではありません。
>具体的には?
家に連れて帰るまでの手法は現実的にはなかなか変えることが出来ないので、連れて帰ってきてから工夫できることを考えてみましょう。
水道水には消毒のために塩素が添加されていますがこれは魚にとって有害です。市販の中和薬を用いるか、一日汲み置きした水を使用してください。特に夏場は塩素量が多いとも言われていますので必ず実施してください。
かわいい姿についついエサをあげたくなってしまいますが水質の悪化を招くだけです。金魚が新しい環境に慣れるまでは我慢しましょう。ちなみに一週間くらいの絶食は金魚にはへっちゃらです。
昔からの和金に加え、出目金、琉金、水泡眼、ピンポンパール等、最近は金魚すくいでも様々な金魚が見られるようになりました。もし皆さんが金魚すくいをするような機会があるようでしたらぜひ連れて帰って大切に飼ってあげてください。 |