エキゾチックアニマル診療室

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ウサギ診療室から




●ウサギの歯牙疾患


ウサギのよくみられる病気の一つです。食欲不振から全身状態の悪化を招きます。
原因の追究と早急な治療が必要です。

口の中の検査はウサギの性格や状態によってタオルにくるんで行ったり、麻酔で寝てもらって行う場合があります。

左上の写真はタオルでくるんで行っています。

左下の写真は尖って内ほっぺに刺さっている奥歯です。


●ウサギの子宮疾患

雌のウサギにおいて歯牙疾患の次に多い病気だといわれています。


4歳以上のメスでは無症状でも50〜80%は子宮の問題を抱えており、子宮腺癌などの腫瘍ができていることも少なくありません。
ほとんどの症例では血尿が主訴で来院しており、進行の状況次第では数日で命に関わるレベルでの貧血や食欲不振を引き起こします。


治療としては卵巣子宮の摘出が必要ですが、症状が出てからだと手術・麻酔のリスクが高くなってしまうので、こうした病気の予防として若く元気なうちに避妊手術を検討することが必要です。


●ウサギの鼻涙管洗浄

目やに等がよくみられる場合、鼻涙管という眼から鼻に通じる涙の通り道がつまっている場合があります。

目薬でよくなる場合もありますが、詰まってしまっている場合は病院で人口の細い管を使って鼻涙管を洗浄して通りを良くしてあげます。



●ウサギのおしりよごれ


肥満や開脚症(後ろ足が開いてしまい歩けない病気)等の原因によって便や尿でおしり周りから後ろ足の内側まで汚れて皮膚炎、感染症を起こしてしまうことがあります。

ウサギの皮膚は非常にデリケートなため強くブラッシングをすると皮膚が裂けてしまうことがあります。

大きな毛玉をとったり、ハサミやバリカン等で毛をカットする必要があります。
病院で行う場合、30分前後からお時間をいただくのでご予約の際にご相談下さい。



●ウサギ開脚症

生後4ヶ月までにおこります。

体を正常な位置に保つことができずに脚が開いてしまいます。

治癒は非常に難しく、早期のギプス固定等で対応します。

成長後は地面についてしまっている部分が糞尿で汚れたり、骨のあたる部分から重度の皮膚炎を起こします。

まめなケアが必要です。

2017/02/02