エキゾチックアニマル診療室

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ハリネズミ診療室から



●ハリネズミの診療

ハリネズミさんはもともとは野生動物です。臆病で慣れていない人間に対しては身を守るために全身で防御をします。

そのため病院に来た時にはほとんどのハリネズミさんは威嚇し、針を目一杯とがらせて身を守ります。

診療するためにはその体を丹念に触ったり聴診したり、時には血液検査やレントゲン検査なども行います。

丸まったままで体の状態がどうなっているのか、わかることは少なく、麻酔で眠らせてから診ることも多くあります。

そこで得られた体の情報を元にさらなる検査や治療を行うのです。

ちなみに、診察の時に飼い主様からの情報もとても重要です。特に飼育環境、食餌、食事内容、これまでの病気などなど、そこからトラブルの原因を探っていきます。

 


●ハリネズミの飼育失宜(しいくしつぎ)

飼育失宜とは、間違った飼い方のこと。

間違った飼い方のために衰弱し、命を落とすハリネズミさんも多くみられます。

初めてハリネズミを飼う方、ベテランさんでも起こってしまう可能性があります。

餌の種類、量、回数、温度湿度、最低温度最高温度の管理、床敷、ふれあい方、行動の特徴。

ペット動物としては歴史の浅いハリネズミさん、野生とは違う家庭環境で上手に飼うのにはかなりの知識と努力が必要です。

少しでも長生きしてほしい、そのためには日々の体調管理が重要なのです。

 

 


●ハリネズミの皮膚病


多くみられるのが外部寄生虫(カイセン)症。

その他にも細菌や真菌が原因もよくみられます。
身体検査には麻酔が必要なこともあります。


●ハリネズミの腫瘍


ハリネズミも他の動物種と同様に腫瘍がしばしばみられます。
診断には一般身体検査、血液検査、レントゲン検査やCT検査等を行い適切な治療を相談の上選択します。

切除した腫瘍組織の検査ははエキゾチックアニマル専門病理検査会社に依頼し、良性腫瘍・悪性腫瘍・手術マージンをふまえた上必要であればその後の抗がん剤治療等を検討します。

2017/02/02